dots(ドッツ)とは?ChatGPTの常時稼働エージェント、誰がいくらで使える?|民泊・レンスペ目線の注意点

OpenAI が2026年9月29日(米国時間)に発表した dots(ドッツ)は、ChatGPT の中で動く「常時稼働エージェント」です(OpenAI の説明)。民泊やレンタルスペースの運営には、予約通知のメール、清掃の予定、請求の確認など「見落とせない小さな用事」がたくさんあります。ただ、メールやカレンダーにも氏名・連絡先などの個人情報が含まれます。つなぐ前に、OpenAI のデータの扱い(学習設定・保存・国外での処理)、予約サイトの規約、自施設のプライバシー表示の確認が必要です(法的な適合性は未検証です)。そのうえで、そうした用事を本人の代わりに見張らせる使い方が考えられる(未検証)一方、ゲストの問い合わせ窓口には向かないと当チャンネルは考えています。

はじめにお伝えすると、私(あお)自身は dots を使っていません。この記事は、OpenAI の公式説明と使った人の公開報告をもとにした「判断材料」です。専門用語には短い説明を添えました。

あおの立場:各社から報酬・商品の提供・紹介料は受けていません(あおの申告)。私(あお)は、今回の第一弾・第二弾で扱った常時稼働エージェント7製品(dots・Grok Bot・Meta Muse・Claude Cowork・Gemini Spark・OpenClaw・Hermes Agent)のうち、実際に使っているのは Grok Bot だけです。そのため、Grok Bot を好意的に見ている可能性があります。この使用状況は、製品の優劣を示すものではありません(2026年10月4日に追記しました。製品に関する既存の本文は変更していません)。

先に結論(3点)
  1. 違い:普通の ChatGPT は聞かれたら答えます。dot(dots の1体)は目標を渡すと、会話の合間も専用のクラウドPCで作業を続け、気づいたことを知らせてくる、と OpenAI は説明しています。ただし「間違えることがある」と公式も明記しています。
  2. 誰がいくらで:対象は ChatGPT Pro と Business Premium。Enterprise は管理者が有効にするとベータで使えます。無料・Go・Plus は対象外です。日本の料金ページでは Pro が月額1万6,800円から(2026年10月2日時点)。Business Premium は有料席が合計2席以上必要で、月払いの最小構成は税別2万3,100円/月(計算値)です。
  3. 今どうするか:Plus 以下の方は、Plus にも含まれる ChatGPT Work で「任せたい作業」を1つ試しつつ、急がず様子見も選べます。Pro の方は、先に注意を。メールやカレンダーにも氏名・連絡先などの個人情報が含まれます。つなぐ前に、OpenAI のデータの扱い(学習設定・保存・国外での処理)、予約サイトの規約、自施設のプライバシー表示を確認してください(法的な適合性は未検証です)。そのうえで「受信箱の見落とし確認・返信の下書き」1つから(当チャンネルの提案。詳しくは第4章)。
この記事について

2026年10月2日時点の公式ページと公開情報にもとづく非公式の解説です。料金・対象プラン・提供状況は変わることがあるので、契約や設定の前に公式ページでご確認ください。利用者の声は個人の体験で、性能を保証するものではありません。

動画版:YouTube で見る/X の利用者の声15件のリンク集:note で読む

第二弾(2026年10月3日):常時稼働AIエージェント7製品の違い(公式情報で比較・優劣はつけません)/dots を使った人の声(X 6件+日本語レポート40体験・うまくいった例もつまずいた例も)

目次

1. dots(ドッツ)とは?——自分専用の「裏方」

dots は、OpenAI の開発者向けイベント「DevDay 2026」の主要な発表の1つです。1体は「dot」、複数形は「dots」と書きます(「ドッツ」は当チャンネルの読みの表記です)。動かしているAIは OpenAI の GPT-6 Astra です。

  • エージェント:目標を渡すと、自分で手順を考えて作業まで進めるAIのこと。
  • 常時稼働:ずっと待機していて、会話の合間も作業を進め、頼まれる前に気づいたことを知らせること(OpenAI の説明)。
  • クラウドコンピュータ(クラウドPC):OpenAI 側にある、dot 専用のパソコンのこと。画面はいつでも開いて確認でき、自分が操作を代わることもできます。

たとえ話:カウンターの店員と、裏方

当チャンネルの例えでいうと(OpenAI の表現ではありません)、普通の ChatGPT は「カウンターの店員」。聞いたら、その場で答えてくれます。dot は「自分専用の裏方」。お店の奥(クラウドPC)で、頼んだ作業を会話の合間も進め、気づいたことを知らせてくれるイメージです。

OpenAI は、各 dot に専用のクラウドコンピュータとブラウザを用意していると説明しています。公式の日本語ページは、これを「新入社員に用意するものとほぼ同じ環境」と表現しています。自分のパソコンの電源を切ってもクラウド側の作業は続き(この点は ChatGPT Work にもあります)、作業中の画面はいつでも開いて、自分が操作を代わることもできます。

このたとえには、3つの但し書きがあります。

  1. 本人の代行役:他人から直接指示する窓口ではない、というのが当チャンネルの推論です。公式ヘルプの Slack の説明には「dot に指示できるのは持ち主だけ」とありますが、本人の指示で他の人と関わると書く公式ページもあり、書き方が違います。
  2. 間違えることがある:dot は間違えることがあり、決めたルールも dot が従おうとする指示にとどまる、という趣旨を公式が書いています。
  3. 送金・パスワード変更は本人:OpenAI は、この2つは本人が最後に行うよう dot に指示している、と説明しています。購入は承認制(その購入を具体的にカバーする事前承認も可)で、ほかの操作は自動のチェックを通れば実行されることがあります。

2. 普通の ChatGPT と何が違う?

OpenAI の説明をまとめると、dot には次の特徴があります。

観点 dot の動き方(OpenAI の説明)
続け方 会話の合間も作業を進める。複数の作業を並行でき、スケジュールを設定すれば定期的な作業もできる
作業場所 専用のクラウドPCとブラウザで、調べもの・分析・ファイル作成をする
つながる先 自分が許可したアプリ(Gmail・Google カレンダーなど)の範囲で働く
頼まれる前 操作していない間、つないだアプリを“見るだけ”で下調べし、気づいたことを知らせる(この下調べでは送信・変更はできない)
ほかの機能 文脈を覚えて引き継ぎ、ChatGPT Work(調べ物・資料づくりなど手順の多い作業向け)や Codex(プログラミング向け)に仕事を振れる

ひとことで言えば、「聞かれたら答える」から「任されたら進めて、報告してくる」への変化です。進み具合は画面で確認でき、情報の追加・訂正・停止も指示できると説明されています。

一方で、ある解説記事は、dots のできることの多くは Codex などで既にできた、という見方を紹介しています(ほかの媒体の指摘の又聞き)。当チャンネルとしては、既存の機能を「常に動く1体」にまとめた形、と受け止めておくと期待しすぎずに済むと考えています。

3. 誰がいくらで使える?(対象プラン・料金・日本の扱い)

いちばん大事なところです。dots は、今のところ上位の有料プランが対象の機能です(2026年10月2日確認)。

プラン dots 料金(日本の料金ページ・2026年10月2日時点)
無料・Go 対象外 —
Plus 対象外 月額3,000円(画面に税の注記なし)
Pro(Pro 100・200・500) 対象(3階層すべて) 月額1万6,800円から(最低額の表示・画面に税の注記なし)。ドル建ては月100/200/500ドル
Business Premium(Business の Premium 席) 対象 1席 月額1万9,250円/年払いは月あたり1万5,250円。ただし有料席が合計2席以上必要。Premium1席+標準1席(月額3,850円)の月払いの最小構成は合計2万3,100円/月、年払いは月あたり1万8,300円(1万5,250円+3,050円。年一括21万9,600円)。いずれも税別。2026年10月2日時点の日本の料金ページの表示と価格設定データからの計算値です(Business の税別は価格設定データによる)。10月3日 02:10〜02:24 の再確認では、取得7回すべてで日本の料金ページのビジネス欄は「標準シート/プレミアムシート」の2段表示ではなく単一のカード表示(月3,850円・年額課金は月3,050円)で、Premium 席の価格は表示されませんでした(表示条件による差か、表示の取り下げかは確認できていません)。日本円の Premium 席の価格は日本向けの価格設定データで確認でき、OpenAI ヘルプにも Premium 席のドル価格(月$125・年払い月$100)が載っています。
Enterprise(Edu・Healthcare 含む) ベータ 管理者が有効にした場合のみ(初期はオフ)。料金・追加費用は公式の記載を確認できていません
  • 追加料金:Pro または Business Premium なら1体目は追加料金なし(Enterprise の料金・追加費用は公式の記載を確認できていません)。今は最初の1体から始める形で、dot の追加などは将来の予定(価格未定)です(「1人1体」は当チャンネルの読みで、公式の文言ではありません)。
  • 最初の1か月:提供開始(9月29日)から最初の1か月は、利用枠が優遇されるとされています(詳細・終了日・その後の条件は未発表)。アカウントに届いた日から数えるかは、公式に書かれていません。利用枠とは、プランごとの「使える量」の上限のこと。優遇の中身は、発表記事・ヘルプでは上限の拡大、リリースノートではプランの利用枠に数えない、という趣旨で書き方が違います(英語原文の意訳)。
  • 追加クレジット:手動で買うのが基本です(自動購入は自分でオンにした場合だけ)。dots の枠に使えるかは公式に書かれていません。
  • その他:dots の無料体験の案内は見当たりません。18歳以上が対象です。席とは、使う人1人分の枠のことです。

日本で使える?

日本は Pro の除外地域(EEA・スイス・英国)に入っていません(Business Premium の対象地域は、ヘルプでは「ChatGPT の対応地域すべて」、発表記事では「対象地域」と書き方が違います)。順次展開なので自分の画面で確認を。公式ページに「日本」という国名は出てきませんが、日本は ChatGPT の対応国一覧に載っており、日本の料金ページでは「Dot」の行で Pro に「はい」と表示されています。対象でも、届くまで数日かかることがあります。日本の Pro で作れた・日本語で使えた、という報告も、事業者のブログ(自社サービスの紹介を含む)に複数あります(個人の自己申告)。

あなたはどれ? かんたん判断フロー(当チャンネルの提案)
  • 無料・Go・Plus の方 → 対象外。ChatGPT Work と Codex は無料・Go・Plus にも含まれるので、まず Work で「任せたい作業」を1つ試す。急がず、様子見も選べます。
  • Pro の方 → 自分の画面に dot の作成画面が出るか確認し(英語表示では Create your dot と出ることがあります)、個人情報の確認(第4章)をしたうえで、1つの用事から(第8章)。
  • Business の方 → 自分の席が Premium 席か確認。
  • Pro に上げるか迷う方 → 月額1万6,800円からの費用に見合う、手放したい作業を書き出せるかが目安。条件の発表を待つ選択もありますが、条件は変わりうるので、発表を確認してから決めてください。

4. 公式の使い方の例と、民泊・レンスペでの使いどころ案

OpenAI が紹介している例は、社内で Slack のバグ報告から調査を始める、デザインを動くアプリにする、期限を管理する、など。外部の例は、早期テスター1人の dot が請求書の出し忘れに気づき、本人の承認後に送った、というものです。成功率などの数値は公式になく、民泊での公式の活用例も見つかっていません。

民泊・レンスペでの使いどころ案(未検証)

ここからは当チャンネルの未検証の提案です。民泊ホストが dots を運用した報告は、X(2026年9月29日〜10月2日)でも Web でも見つかりませんでした。外部サービスには、接続したアプリ(プラグイン=Gmail などを ChatGPT につなぐ設定)のほか、dot のブラウザや、任意で接続した自分のパソコンからアクセスする場合があります。OpenAI は4,000以上のアプリと接続できると説明していますが、全部を dot が使えるという意味ではありません。下表の「一覧」は、ログアウト状態でプラグイン一覧を名前で検索した結果です(2026年10月2日確認)。

実データをつなぐ前に(個人情報)

予約通知や問い合わせのメール、予約のカレンダーにも、氏名・連絡先・宿泊の情報などの個人情報が含まれます。つなぐ前に、OpenAI のデータの扱い(学習の設定・保存・国外を含む処理場所)、予約サイトの規約、自施設のプライバシー表示(個人情報の国外での取扱い)を確認してください。OpenAI のプライバシーポリシーは、米国を含む複数の国・地域で個人データを処理・保存すると書いています。dot の記憶は個別に消せず、個人プランは設定をオフにしない限り学習に使われうる点も踏まえて判断してください。当チャンネルは法的な適合性までは検証していません。

使いどころ案(未検証) つなぐ先・一覧 気をつけること
予約通知・問い合わせメールを自分が読む前に仕分けし、返信の下書きを作る(送信は自分) Gmail:あり 最初に「送る前に見せて」と決める。ルールは守られないこともあるので、大事なメールは自分で確認
清掃・点検の予定の重なりや、抜け漏れの見張り Google カレンダー:あり 旅程の手配の抜けを指摘された個人の報告はあるが、民泊の実績ではない
売上・清掃費の表の整理、請求書の出し忘れチェック Google ドライブ・Gmail:あり 送る前に承認する前提で。会計ソフトは今回未確認
Airbnb・Beds24・Smoobu・Hostaway の管理画面、LINE 公式でのゲスト返信 各社のプラグインは見当たらない(名前検索では第三者のものが出ることがある。無い証明ではない) 使うとしたらクラウドブラウザでの操作になり、ログインは本人。ブロックや追加確認で止まることがある。各サイトの規約は未調査

一覧にあるアプリでも、dot がそのまま使えるとは限りません(一覧は ChatGPT 全体のプラグインの一覧です)。

ゲストの問い合わせ窓口には向きません(当チャンネルの推論)

公式ヘルプの Slack の説明には「dot に指示できるのは持ち主だけ」とあります(本人の指示で他の人と関わると書く公式ページもあり、書き方が違います)。ヘルプによると、起動時点では dot 専用のメールアドレスは持てず、自分のメールを接続して使います(ほかのページには専用アカウントを前提にも読める記述があります)。テキストメッセージは、ヘルプでは米国の Pro 向けの限定ベータとされています(ほかのページでは「近日」)。ここから、dot は本人の代行役で、ゲストが直接話しかける窓口には向かないと考えています。公式が「顧客対応には使えない」と書いているわけではありません。

今は避けたい使い方(当チャンネルの判断):ゲストへの自動返信、料金変更・返金・支払いの自動化、パスワードをチャットで渡すこと、宿泊者名簿やパスポートの情報を渡すこと(dot の記憶は個別に消せないため)。

5. 気をつけること(先に知っておきたい5点)

どれも、先に知っておけば落ち着いて判断できるものです。順番は動画・note と同じです。

  1. ルールは「目安」:カスタムルールとは「これは聞かずにやってよい」「これは実行前に確認して」と dot に伝える決まりです。ただし公式は、ルールは dot が従おうとする指示で、間違えることがあると書いています。重要な仕事は見直すよう、OpenAI も勧めています。
  2. パスワードはチャットに貼らない:対応サイトでは保存したパスワードを AI に見せずに使える、と OpenAI は説明していますが、チャットに貼ったものは AI に見える可能性があります。dot のブラウザは自分のブラウザのログインを引き継がず、2段階認証などは本人の操作が要ります。
  3. dot の記憶は個別に消せない:消すなら dot ごと削除で、リセット(削除)は取り消せません。ChatGPT のメモリに共有された分は ChatGPT 側で管理できます。
  4. 学習の設定を確認する:個人プランは、オフにしない限り学習(AI の改善)に使われうる設定です。設定の「データコントロール」にある「Improve the model for everyone」で決まります。
  5. 送金・パスワード変更は本人:OpenAI は、この2つは本人が最後に行うよう dot に指示していると説明しています。保存済みのカードでの買い物は本人の承認が要ります(その購入を具体的にカバーする事前承認も可)。メール送信などは、自動のチェックを通れば実行されることがあります。それでも、メールや Web に紛れた悪い指示による危険は減らせるがなくせない、という趣旨を公式 FAQ は書いています。

止めたいときは Pause(一時停止)。ただし止まるのはメインの作業だけで、任せた作業や定期実行は個別に止めます。

使った人からは、確認する前にメールが送られた例(The Neuron の記者・記事は2026年9月30日・1人。以後「送る前に見せて」と指示)や、クラウドPCが何度も落ちて一晩応答がなかった例(Hacker News の利用者・2026年10月1日・1人・開発用途)も報告されています。どちらも個人の体験ですが、ルールを決めて大事なものは自分で確認する理由がよく分かります。

6. Grok Bot などとの違い

同じ方向の製品に Grok Bot(2026年8月11日にベータ開始。公式ドキュメントの運営表記は SpaceXAI)があります。ここでは確認できた違いだけを並べ、優劣は言いません。同じ指示で両方を並べて見せた動画などはありますが、採点基準や条件をそろえて両方を動かした統制された比較は見当たらないためです。

観点 dots Grok Bot
数 Pro・Business Premium なら1体目は追加料金なし(追加は将来) 複数の Bot に役割を分けられる。クラウドPCは1台を共有
強み(公式の説明) ChatGPT の中にあり、接続済みのアプリをそのまま使える 複数の Bot で役割分担
入口の価格 Pro(月額1万6,800円から)か Business Premium(Enterprise は管理者が有効にするとベータ) Cursor の有料プラン(Pro/Pro+/Ultra)や Teams(Cursor Enterprise は担当者への相談が必要)。個人の SuperGrok(Plus・Heavy を含む)・X Premium+ の連携でも利用枠が付く(SuperGrok Lite、SuperGrok Team/Enterprise は連携の対象外)。Cursor 経由なら Pro(月20ドル)から。週の枠はプランで違い、数値は非公開
無料トライアル 案内なし あり(使える量に上限があり、7日の期限も適用)
公式が書く注意点 ルールは守られないことがある・記憶を個別に消せない 全 Bot が PC・ファイル・ログインを共有(Bot を分けても安全の仕切りにならない)
使える端末 作成は自分のパソコン。スマホで話せるのは対応アップデート後で、報告が割れている mac・Windows・Linux・iPhone・Android・iPad
データの置き場所 dots 専用の所在地の記載なし。dot の記憶は dot を持っている間保持(ファイルなどは置き場所ごとの規定) クラウドPCは米国で稼働と公式が明記

値段の行だけでは比べられません。使える量の上限がプランごとに違い、Grok Bot の週の枠は数値が公開されていないためです。

共通点:どちらも、基本は自分のパソコンとは別のクラウドPCで動きます(dots は各 dot に専用の1台で、自分のパソコンをつなぐこともできます。Grok Bot は全 Bot で1台を共有)。悪意ある指示などの危険はゼロにならない、と両方の公式が書いています。

安全の仕組みは同じではありません:OpenAI は、送金・パスワード変更は本人が最後に行うよう dot に指示している、と説明しています。Grok Bot の公式ドキュメントは、ログイン・2段階認証・支払いの手順は Bot が人に引き渡し、機微な操作は承認で止まることがある(ツールや操作の危険度、自動審査のルール次第)と書き、送信・削除・購入などには「先に確認(Ask first)」のルールを自分で足すよう案内しています。

声(誰が・いつ・どんな条件で)

  • dots 寄り:今は dots が有利、と書く投稿と、dots は利用制限が少ない、と書く投稿(X・10月1日・各1人の2件)。ただし dots は提供開始から1か月の優遇期間中とされる時期で、制限の少なさは今だけの可能性があります。
  • Grok Bot 寄り:今は Grok Bot の方が良い、と書く投稿(X・9月30日・1人・短時間で、何をさせたかは書かれていない)。約1時間触った人は、dots はまだ試験段階のようで電話にも出なかったと書く一方、裏側の Codex の力は大きな強みで、Grok Bot の AI もたまに賢くなさすぎる、とも書いています(X・9月30日・1人・混合)。
  • Grok Bot 側の困る点も同じ書式で:ゴリゴリに動かすと200ドルのプランでも週の枠を1日で使い切ってしまう、と書く投稿(X・10月1日・1人。上の「利用制限が少ない」と同じ人の投稿で、プランは本人の書き方のまま)。67件の仕事の実測では、自力で完了40件・手伝い後に完了14件・途中5件・失敗や取り消し8件(個人ブログ・Cursor Ultra=200ドル・8月下旬・旧世代のモデル・1人・5日間)。実測記事

なお、Meta の Muse は、Meta 日本の公式発表では日本での提供は現時点で未定です(日本経済新聞は、Meta の副社長が近いうちに日本でも展開を目指していると述べた、と報じています)。

7. 使った人の声(X の事例)

2026年9月29日〜10月2日に X で見つかった、本人が dots を使った投稿のうち、本文を確認できたのは15件です。dots についての本人の評価の向きで分けると、肯定7件・否定2件・混合6件(混合のうち2件は否定寄り)でした。どれも1人の短い期間の体験です。閲覧数は10月2日の取得時点で6〜約14.6万と幅があります。個別の投稿へのリンクと要約は、note のリンク集にまとめました。

  • うまくいった報告:メールから払い続けていた契約に気づいて解約できた、カレンダーとメールから旅程の手配の抜けを指摘された、過去のやり取りを覚えているような資料ができた、iPhone アプリからクラウドPCの操作までできた、など。
  • 不満・不安定さの報告:アプリに表示されない、完成度がまだ試験段階のよう、電話に出ない・出るまで遅い、Slack 連携が不安定、機能が多すぎて何から使えばいいか迷う、ブラウザ版で画面の読み上げ機能が固まる、など。

X 以外では、米国の記者が、約2時間分の事務作業を自分の手間約15分で処理できた、と書いています(本人の体感・1人・数時間)。記事を読む まとめると、うまくいった報告と、不安定さ・分かりにくさの報告が両方あるのが今の姿です。電話は「つながった」「出なかった」と報告が割れ、出るまで遅いという声も複数あります。

8. はじめ方の3ステップと、最初に決めておく設定

Pro・Business Premium の方向けです。流れは公式の説明、「1つから」などのコツは当チャンネルの提案です。

先に個人情報の確認です。メールやカレンダーにも氏名・連絡先などの個人情報が含まれます。つなぐ前に、OpenAI のデータの扱い(学習設定・保存・国外での処理)、予約サイトの規約、自施設のプライバシー表示を確認してください(法的な適合性は未検証です)。そのうえで、次の順に進めます。

  1. 自分のパソコンで開く:dot を作れるのは ChatGPT のデスクトップアプリ(Windows 版あり)か、パソコンのブラウザだけ。スマホでは作れません。dot の作成画面が見当たらなければ(英語表示では Create your dot と出ることがあります)、届くまで数日かかることがあります。
  2. 案内に従って作る:アプリの接続(後回し可)、自分のパソコンをつなぐかの選択(初期はオフ)を経て、dot が自己紹介します。名前を付けられ、見た目はキャラクターかペットから選べます。
  3. つなぐアプリと用事は1つから:最初は Gmail だけ、用事も「受信箱の見落とし確認と返信の下書き」だけ、と小さく始めるのがおすすめです。つないだ Gmail を読んで、作成を始めて数分のうちに提案してきた報告もあるので、つないだアプリは最初から読まれる前提で選びましょう(個人情報の確認は上のとおり)。
最初に決めておきたいこと(当チャンネルの提案)
  • 「メールを送る前に見せて」とルールで伝える(守られないこともあるので、大事なものは自分で確認)
  • 支払い・返金・パスワード変更は自分がやる
  • 学習の設定(Improve the model for everyone)を確認する
  • パスワード、宿泊者名簿、パスポートの情報はチャットに貼らない
  • メールやカレンダーの実データをつなぐ前の個人情報の確認は、上のとおり(本文の先頭に移しました)
  • 追加クレジットの自動購入(自動リロード)をオンにするか自分で決める

Plus 以下の方は

ChatGPT Work と Codex は無料・Go・Plus にも含まれます(無料・Go の Work はデスクトップアプリで制限つき。利用枠はプランで違います)。Work のブラウザ機能で、Web サイトを開いて調べたり、いくつかの手順がある作業を頼んだりできます。Work にも定期タスクや、席を離れても続く作業はありますが、dots のように専用クラウドPCで常に待機し、頼まれる前に動く設計だとは OpenAI は説明していません(当チャンネルの整理)。まず Work で任せたい作業を1つ書き出して試し、やりたいことがはっきりしてから Pro を検討する、という順番もあります(条件は変わりうるので、発表を確認してから決めてください)。

9. よくある質問

Q1. 無料プランや Plus のままで使えますか?

使えません。無料・Go・Plus は対象外で、dots の無料体験の案内も見当たりません。OpenAI は英語版の発表で、近く対象を広げる予定という趣旨を書いていますが、時期や対象は書かれていません(Enterprise は管理者が有効にするとベータで使えます)。

Q2. 日本語で使えますか?

公式に「日本語対応」の明記はありませんが、日本語の公式ページはあります。日本語で指示して日本語で返ってきた、という報告が複数あります(設定画面に英語が残る、最初のあいさつが英語だった、という報告も)。

Q3. スマホだけで使えますか?

作るのはパソコンからです。作った後は、対応アップデートが来ればスマホアプリから話せる、と公式は説明しています。配信状況は公式で確認できず、利用者の報告も割れています。

Q4. やめたい・解約したいときは?

リセット(削除)は取り消せず、送信済みのメールなどは戻りません。アプリを消しても解約にはならず、Apple・Google 経由で契約した人は各ストアで解約します。支払い済みの料金は自動では返金されません。解約後に dot がどうなるかは、公式に書かれていません。

Q5. 「OpenAI が新モデルの公開を見送った」ニュースと関係ありますか?

別の話です。見送りが報じられたのは GPT-6.1 Astra で、dots が動いているのは GPT-6 Astra です。

Q6. 今すぐ Pro にするべき?

この記事は購入をおすすめするものではありません。優遇期間のあとの条件はまだ発表されていないので、任せたい作業を書き出し、条件が出てから判断するのが無理のない進め方です(当チャンネルの提案)。

出典・参考

  • OpenAI「Introducing dots」 https://openai.com/index/introducing-dots/ (2026年10月2日確認)
  • OpenAI 発表記事(日本語版) https://openai.com/ja-JP/index/introducing-dots/ (2026年10月2日確認)
  • OpenAI「How we build safety, security, and privacy into dots」 https://openai.com/index/how-we-build-safety-security-and-privacy-into-dots/ (2026年10月2日確認)
  • OpenAI「DevDay 2026 recap」 https://openai.com/index/devday-2026-recap/ (2026年10月2日確認)
  • OpenAI ヘルプ「Getting started with your dot」 https://help.openai.com/en/articles/20001530-getting-started-with-your-dot (2026年10月2日確認)
  • OpenAI ヘルプ「Dots privacy, security, and safety FAQs」 https://help.openai.com/en/articles/20001529-dots-privacy-security-and-safety-faqs (2026年10月2日確認)
  • OpenAI ヘルプ「Manage dots in ChatGPT workspaces」 https://help.openai.com/en/articles/20001554-manage-dots-in-chatgpt-workspaces (2026年10月2日確認)
  • OpenAI ヘルプ「ChatGPT release notes」 https://help.openai.com/en/articles/6825453-chatgpt-release-notes (2026年10月2日確認)
  • OpenAI ヘルプ「Data controls in ChatGPT」 https://help.openai.com/en/articles/7730893-data-controls-in-chatgpt (2026年10月2日確認)
  • OpenAI「Privacy policy」 https://openai.com/policies/privacy-policy/ (2026年10月2日確認)
  • OpenAI ヘルプ「About ChatGPT Pro tiers」 https://help.openai.com/en/articles/9793128-about-chatgpt-pro-tiers (2026年10月2日確認)
  • OpenAI ヘルプ「ChatGPT Business overview」 https://help.openai.com/en/articles/8792828-chatgpt-business-overview (2026年10月2日確認)
  • OpenAI ヘルプ「Using credits for flexible usage in ChatGPT personal plans」 https://help.openai.com/en/articles/12642688-using-credits-for-flexible-usage-in-chatgpt-personal-plans (2026年10月2日確認)
  • OpenAI ヘルプ「Canceling your ChatGPT subscription」 https://help.openai.com/en/articles/7232927-canceling-your-chatgpt-subscription (2026年10月2日確認)
  • OpenAI ヘルプ「ChatGPT supported countries」 https://help.openai.com/en/articles/7947663-chatgpt-supported-countries (2026年10月2日確認)
  • ChatGPT Learn「dots」 https://learn.chatgpt.com/docs/dots (2026年10月2日確認)
  • ChatGPT Learn「Getting started」 https://learn.chatgpt.com/docs/dots/getting-started (2026年10月2日確認)
  • ChatGPT Learn「Controls」 https://learn.chatgpt.com/docs/dots/controls (2026年10月2日確認)
  • ChatGPT Learn「Channels」 https://learn.chatgpt.com/docs/dots/channels (2026年10月2日確認)
  • ChatGPT Learn「Computers and apps」 https://learn.chatgpt.com/docs/dots/computers-and-apps (2026年10月2日確認)
  • ChatGPT Learn「Tasks and memory」 https://learn.chatgpt.com/docs/dots/tasks-and-memory (2026年10月2日確認)
  • ChatGPT Learn「Pricing」 https://learn.chatgpt.com/docs/pricing (2026年10月2日確認)
  • ChatGPT 料金ページ(日本語・個人向け) https://chatgpt.com/ja-JP/pricing/ (2026年10月2日確認)
  • ChatGPT 料金ページ(日本語・ビジネス向け) https://chatgpt.com/ja-JP/pricing/?type=team (2026年10月2日確認)
  • ChatGPT「dots」機能紹介(日本語) https://chatgpt.com/ja-JP/features/dots/ (2026年10月2日確認)
  • ChatGPT プラグイン一覧 https://chatgpt.com/plugins (2026年10月2日確認・ログアウト状態)
  • Reuters(WSJ 報道の転電・2026年9月28日) https://www.reuters.com/business/openai-shelves-new-ai-model-after-internal-safety-tests-wsj-reports-2026-09-28/ (参考・本文は未確認)
  • SpaceXAI「Grok Bot is now included with more plans」 https://x.ai/news/grok-bot-more-plans (2026年10月2日確認)
  • SpaceXAI Docs「Frequently asked questions」(Grok Bot) https://docs.x.ai/grok-bot/faq (2026年10月2日確認)
  • SpaceXAI Docs「Grok Bot security」 https://docs.x.ai/grok-bot/security (2026年10月2日確認)
  • Cursor ヘルプ「Grok Bot のプラン」 https://cursor.com/ja/help/grok-bot/plans (2026年10月2日確認)
  • Cursor「Pricing」 https://cursor.com/pricing (2026年10月2日確認)
  • Meta ニュースルーム(日本語・Muse の発表) https://about.fb.com/ja/news/2026/09/introducing-muse-personal-ai-agent/ (2026年10月2日確認)
  • 日本経済新聞(Muse の日本展開に関する報道・2026年9月25日・会員限定のため冒頭のみ確認) https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN24ATS0U6A920C2000000/ (2026年10月2日確認)
  • Platformer(Casey Newton) https://www.platformer.news/openai-dots-agents-devday-2026/ (2026年10月2日確認)
  • The Neuron(Corey Noles) https://www.theneuron.ai/explainer-articles/openai-dots-hands-on-review-herman/ (2026年10月2日確認)
  • Hacker News https://news.ycombinator.com/item?id=49896604 (2026年10月2日確認)
  • VelvetShark(Grok Bot に67件の仕事を任せた実測) https://velvetshark.com/grok-bot-after-67-real-jobs (2026年10月2日確認)
  • 事業者のブログ(自社サービスの紹介を含む):タレントクラウド https://talentcloud.jp/blog/chatgpt-dots-hands-on 、Touch AI https://touchai.jp/blog/openai-dots 、ロリポップ https://lolipop.jp/ai/media/what-is-openai-dots/ (2026年10月2日確認)
  • X の投稿15件:note のリンク集を参照(2026年10月2日確認)

※本記事は2026年10月2日時点の、OpenAI などの公式ページと公開情報の確認にもとづく一般的な情報です。運営者(あお)は dots を使っておらず、体験談は含みません。料金・対象プラン・提供状況は変わることがあるため、最新の情報は公式ページでご確認ください。利用者の声は個人の体験で、他社製品との比較は性能の優劣を示すものではありません。民泊・レンタルスペースでの使いどころ案は未検証の提案です。「店員」「裏方」は当チャンネルの例えです。一部AIの支援を受けて作成しており、誤りがある場合があります。

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